脳の疾患についてざっくりしていきたいと思います
『脳卒中』について今日は簡単に説明していきます。
まず脳卒中とは脳血管障害と言われる総症名の様なものです。
ですので脳卒中という病気ではないわけです。
分かりやすく言うと、肩こりみたいなものです。
そんな病名はないわけです。
っでこの病気は脳血管障害という言葉の通り脳の血管が破れたり・詰まったりすることによって発病することを言います。
まず脳卒中で大きく分類されるのが
血管が
詰まる OR 破れる の2種類になります。
『 詰まる 』
・脳梗塞:脳の中の血管が詰まる・もしくは狭くなった状態で血流が悪い状態で発生
・脳血栓症:脳の中の太い血管が固くなることに伸縮性が無くなり血管内が少しずつ狭くなり、そこへ血の塊によってつまり発生。
もしくは高血圧が原因で脳の細い血管が変性して血管がつまり発生。
・脳塞栓症:脳の中の血管に心臓でできた血の塊が流れてきて血管を塞ぎ発生させること。
・一過性脳虚血発作:脳の血管が一時的に詰まるが直ぐに、血流が再開すること。脳梗塞の前ぶれでよくあります。
『 破れる 』
・脳出血:脳内の細い血管が破れて出血すること
・くも膜下出血:脳の表面の大きな血管にできたコブが破れてくも膜の下に出血すること。
脳梗塞は、血流が止まって壊死した脳の箇所によってその症状が異なるんです。
後遺症が残ることも多いため、日常的な予防対策が重要となります。
もっとも多い症状が麻痺です。筋力が低下して片麻痺・半身麻痺となることや片側の手足・顔面に力が入らないがとくに多くあります。右脳の場合は左半身が麻痺、左脳の場合は右半身に麻痺が出てしまいます。
●感覚障害
神経は感覚の伝達をつかさどっているため感覚障害が生じ、感覚が鈍くなったり消失したりします。感覚神経は運動神経と同じところを通っているため、麻痺が起こった時には感覚障害を伴うことが多いです。慢性期になってしまうと痛みが出てくる場合があり、日常生活へも支障がでてきます。
●高次脳機能障害
記憶・集中力・言語などに障害が起きると高次脳機能障害といい、過去を思い出せない、新しいことが覚えられない・聞いてもそれを理解できない・直前の出来事を忘れるなどの症状のことをいいます。
●摂食・嚥下障害
食べるときうまく飲み込む事ができないのが摂食・嚥下障害。原因の約半分が、脳出血や脳梗塞などによる脳血管障害と考えられていて。摂食・嚥下に障害が出ると次に肺炎などの炎症を起こすこともあります。
これらの怖い症状にならないためにも普段の私生活から脳梗塞の予防が大切です。