脳梗塞は、血流が止まって壊死した脳の箇所によってその症状が異なるんです。
後遺症が残ることも多いため、日常的な予防対策が重要となります。
もっとも多い症状が麻痺です。筋力が低下して片麻痺・半身麻痺となることや片側の手足・顔面に力が入らないがとくに多くあります。右脳の場合は左半身が麻痺、左脳の場合は右半身に麻痺が出てしまいます。
●感覚障害
神経は感覚の伝達をつかさどっているため感覚障害が生じ、感覚が鈍くなったり消失したりします。感覚神経は運動神経と同じところを通っているため、麻痺が起こった時には感覚障害を伴うことが多いです。慢性期になってしまうと痛みが出てくる場合があり、日常生活へも支障がでてきます。
●高次脳機能障害
記憶・集中力・言語などに障害が起きると高次脳機能障害といい、過去を思い出せない、新しいことが覚えられない・聞いてもそれを理解できない・直前の出来事を忘れるなどの症状のことをいいます。
●摂食・嚥下障害
食べるときうまく飲み込む事ができないのが摂食・嚥下障害。原因の約半分が、脳出血や脳梗塞などによる脳血管障害と考えられていて。摂食・嚥下に障害が出ると次に肺炎などの炎症を起こすこともあります。
これらの怖い症状にならないためにも普段の私生活から脳梗塞の予防が大切です。
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