廃用性症候群とはどんな症状なのか?
廃用性症候群に対しての当院の考え方
1.過度な介護・介助は避ける
廃用症候群の症状や兆候が見られたときは、過剰な介護・介助を行わないことが鉄則です。着替え、排泄、など身の回りの動作はできるだけ本人に行っていただくようにしなければなりません。できるだけ自分でやってもらうようにします。そして家事や趣味、社会参加(レクリエーション)などを積極的に行うようにして、患者さん自身で動く機会を増やすことが大切です。
2.歩ける機会を作る
高齢者になると歩く機会も減ることで足の筋肉が極端に低下してしまいます。歩く機会を増やさなければ家でずっとテレビを見るような生活になってしまいますのでできるだけ外の空気に触れることも大切です。
3.リハビリを受ける
当院のようなプロフェッショナルなリハビリを行うことを推奨します。前途しましたが歩く動作と同様に普段使わない動作などを取り入れて運動を行うことで患者様自身の動きが改善され、気持ちの向上などにもつながったり致します。リハビリを受けてしっかり体を動かすことが廃用症候群には必要不可欠です。
4.本人に体を動かす気を出させる
いくらプロフェッショナルのリハビリ担当者が指導を行いながらリハビリを行ったとしても患者様本人が体を動かすことを習慣づけなければ廃用症候群を改善することはできません。本人の意思で動くことが最も大切な事項です。
5.マッサージをする
マッサージを行うことで普段使っていなかった筋肉に刺激を与えることで体を動かそうと気持ちが前向きになることがあります。マッサージにはリラックス効果もありますので定期的な施術を行うことで廃用症候群の改善につなげることができます。